国道45号線
塩竃−松島間
2004.10.2

国道45号線塩釜−松島間は、海岸線沿いの細くうねった道筋でしたが、昭和21年から始まった一次改築の際、仙台方から杉の入、須賀第一、第二、浜田、松島の五本のトンネルが設置され、線形改良及び大幅な距離の短縮ががはかられました。

国道45号線は、東北自動車道方面から日本三景に数えられる松島や工業及び漁業の盛んな石巻方面への最短路ということもあり、観光客の乗用車や大型トラックが数多く通行していました。
ところが、これらのトンネルは狭隘で、内部で大型トラック同士の離合は出来ず、トンネル入口で待ち合わせをしなければならないため、渋滞の原因となっていました。
あまりの交通渋滞の激しさに、宮城県警では、やや北側を通る県道仙台−松島線(通称利府街道)の通行を推奨する程でした。こちらの方が、距離的には遠回りになるのですが、渋滞は皆無に等しく、10〜15分、土日などでは、30分近く早いほどでした。

このボトルネックを解消するため、まず昭和50年代に杉の入トンネルが撤去され、その後平成に入ってから順次、松島、須賀第一、第二が改築、そして最後に浜田トンネルが新設されました。

それでは、塩竃方から順次ご紹介していきます。


旧    道 現    道
JR東塩釜駅前−杉の入地区     
須賀第一、第二トンネル間 須賀第一、第二トンネル
浜田地区 浜田トンネル・旧浜田隧道
双観山地区       
JR松島海岸駅前地区 松島トンネル

  

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